住宅展示場見学で失敗しない!効率的な回り方と質問リスト、限られた時間で最大限の情報を得るコツ

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住宅展示場こそ「予習」がカギ

夢のマイホーム。誰もが一度は憧れるこの目標に向けて、最初の一歩として多くの人が訪れるのが住宅展示場です。モデルハウスに入った瞬間、「こんな家に住みたい!」と胸が高鳴る方も多いでしょう。

しかし、何の準備もなく訪問してしまうと、営業トークに圧倒され、何を見ればよいのか分からないまま時間だけが過ぎてしまう…ということも。後から「もっと事前に調べておけばよかった」と後悔する方も少なくありません。

特に2025年現在は、住宅価格や建築コストが高止まりしている状況に加え、土地の取得も難しくなっており、ひとつひとつの判断が暮らし全体に与える影響が大きくなっています。そのため、展示場見学は単なる“雰囲気チェック”ではなく、住宅会社やプランを見極める戦略的な場として活用する必要があります。

本記事では、展示場見学を効果的に進めるための事前準備から、現地での回り方、営業担当への質問例、さらにはその後の行動まで、トータルで「失敗しない展示場活用術」をご紹介します。

目次

そもそも住宅展示場ってどんな場所?

住宅展示場とは、複数のハウスメーカーや工務店が、モデルハウスと呼ばれる実物の家を建て、それを見学者に公開している施設です。来場者は、間取りやデザイン、内装・外装、断熱性・収納力といった住まいの基本的な要素を実際に「見て・触れて・体感」することができます。

多くの展示場は郊外型で、10〜20棟のモデルハウスが一箇所に集中しています。中には住宅設備メーカーのショールームと併設されているところもあり、水回りの最新機器やキッチン収納の工夫などもあわせてチェックできます。

ただし注意したいのは、展示場のモデルハウスは標準仕様ではなく、オプション盛りだくさんの“ハイグレード仕様”になっていることが多いという点です。外観も内装も贅沢に仕上げられており、実際に建てる住宅とは仕様や費用感が異なるケースがほとんどです。

だからこそ、「これは何が標準で、何がオプションなのか?」という見極めが、展示場見学の成否を分ける大きなポイントになります。

住宅模型と設計図で街づくりを検討する様子

見学前にやっておきたい3つの準備

住宅展示場見学を「ただの散歩」や「家族のお出かけ」で終わらせず、実りある情報収集の場にするためには、以下の3つの事前準備が欠かせません。

家族で「優先順位」を話し合っておく

「どんな家に住みたいか」という理想は人それぞれ。夫婦で話してみると、意外と価値観が異なることも。例えば「開放的なLDKが最優先」という人もいれば、「収納や水回りの動線が大事」という人もいます。

住宅はすべての希望を一度にかなえることは難しいからこそ、「これは絶対に譲れない」「ここは妥協できる」という優先順位のすり合わせが大切です。チェックシートを作って持参するのも効果的です。

予算と建てたいエリアを明確にしておく

「このモデルハウスだと、総額いくらになりますか?」といった質問をするには、ある程度の予算感と希望エリアを把握しておくことが前提になります。

土地の有無、資金計画(自己資金や借入額)を含めて「だいたいこのくらいの規模で考えている」というイメージが共有できれば、より実践的な見積もりを出してもらえます。担当者の対応も具体的になり、無駄な時間を省けます。

見学する会社を事前に絞っておく

展示場には10社以上のモデルハウスがあるのが一般的。全部回るのは不可能ですし、回ったとしても情報が混乱してしまいます。

まずはインターネットや口コミで事前調査を行い、自分たちの希望条件に合いそうな住宅会社を3〜4社に絞っておくことをおすすめします。公式サイトや施工事例をチェックし、雰囲気を掴んでおくだけでも見学時の効率が大きく上がります。

当日の回り方のコツ:1棟ごとに目的を持つ

展示場見学でありがちなのが「とりあえず見て回ろう」と無計画に動いてしまい、後半には疲れてしまって内容が頭に入らなくなるというパターンです。

そうならないためにも、1棟ごとにテーマを決めて見学することがポイントです。

  • 1棟目:モデルハウスの全体的なサイズ感や内装の雰囲気、動線、自然光の入り方などをチェック
  • 2棟目:収納や断熱・気密性能、設備機器のグレードなど具体的な機能性に注目
  • 3棟目以降:営業担当との相性や会社としてのサポート体制、アフターサービスの中身などを確認

また、見学後には必ずメモを取り、許可を得て写真撮影を行っておきましょう。1日に複数のハウスメーカーを回ると、記憶が混ざりやすいため「何がどこにあったのか分からなくなる」といった混乱を避けることができます。

住宅プランを相談する夫婦と担当者

営業担当に聞いておくべき質問リスト

営業担当者との会話は、展示場見学の“最大の情報源”です。言葉の選び方ひとつで、引き出せる情報の質が大きく変わります。

具体的な質問例

✔︎このモデルハウスと同じ仕様にした場合の実際の建築費は?
→ 標準仕様との差額も含めて明確にしてもらう

✔︎土地が決まっていない場合、土地探しのサポート体制は?
→ どんな方法で土地を探してくれるのか、紹介料は発生するのかも確認

✔︎人気の間取りプランや、実際に建築された事例が見られるか?
→ 写真や間取り図を見ながら実例を比較できると、現実感が増す

✔︎着工から完成までのスケジュールと、引渡し後のアフターサポートは?

抽象的な答えではなく、できる限り数値や資料に基づいた説明を引き出すようにしましょう。「◯◯はオプションです」と言われた場合は、「標準ではどうなりますか?」と逆質問することも大切です。

展示場見学のNG行動とは?

以下のような行動は、せっかくの展示場見学を“情報過多の無駄な時間”にしてしまう原因になります。

✖️全部のモデルハウスを漫然と見て回る
→ 情報が多すぎて判断基準を見失う

✖️ 営業トークを鵜呑みにしてしまう
→ 自社製品をよく見せるのは当然。他社比較も忘れずに

✖️質問を用意せずに行く
→ 聞きたいことが分からないと、欲しい情報が得られない

✖️家族と相談せずに勝手に予約・訪問
→ 「そんな家、私は希望していない」と後で揉めるリスク

見学後には、家族で感想をシェアして、持ち帰った資料を一緒に確認して次のアクションにつなげることが大切です。

展示場の次は「リアルな暮らし」を見る実例見学へ

展示場のモデルハウスは、あくまで「理想形のサンプル」です。実際に建てられた一般家庭の住まいを見学できる「完成見学会」や「オーナー宅訪問」などのイベントに参加すれば、より現実的な家づくりのイメージが掴めます。

特に、自分と似た家族構成やライフスタイルの人が建てた住宅を見学できる機会は、設備の選び方や収納の工夫、光と風の取り込み方など、展示場では得られない“生きた情報”を得るチャンスです。

AVANTIAではリアルな暮らしを体感できる機会も充実

AVANTIAでは、展示場モデルハウスのご案内に加えて、以下のような「暮らしに即した家づくり体験」をご提供しています。

✔︎完成見学会・構造見学会の定期開催
✔︎建築士との1対1の無料プラン相談会
✔︎土地探しから資金計画までワンストップ支援
✔︎各地の行政施策や補助制度にも対応したアドバイス

展示場見学をきっかけに、家族の暮らしにぴったりの住まいを形にしていく。そのお手伝いを、AVANTIAが全力でサポートします。

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