共働き世帯が住宅購入を検討する際、多くの人が最初につまずくのが住宅ローンの組み方です。
二人分の収入をどう扱うのか。
一人で借りるのか、二人で借りるのか。
将来の働き方が変わったらどうなるのか。
選択肢が増える分、判断が難しくなるのが共働き世帯の住宅ローンです。
この記事では、収入合算、ペアローン、連帯保証という代表的なローン形態を整理し、2026年視点での考え方を解説します。
共働き世帯のローン選びが難しい理由
共働き世帯の住宅ローンは、単に借入額を増やせるかどうかの話ではありません。二人の収入があるということは、二人分の将来変化も想定する必要があります。
- 出産や育児による働き方の変化
- 転職や収入の増減
- 万が一の病気や休職
こうした変化を前提に、どこまでリスクを分け合うかがローン選びの本質になります。
収入合算とはどんな仕組みか
収入合算は、主に一人が住宅ローンの契約者となり、もう一人の収入を借入審査に加える方法です。
ローン契約自体は一本で、返済の主体も一人になります。
収入合算の特徴は、手続きが比較的シンプルで、管理もしやすい点にあります。 一方で、合算する側はローンの名義人ではないため、制度の適用範囲や責任の持ち方については事前の理解が欠かせません。
ペアローンの考え方と特徴
ペアローンは、夫婦それぞれが住宅ローンを組み、二本のローンを並行して返済する方法です。それぞれが契約者となるため、責任と権利が明確に分かれます。
ペアローンの特徴としては、次のような点が挙げられます。
- 二人ともローン契約者になる
- それぞれが返済義務を負う
- 制度適用もそれぞれで判断される
管理の手間は増えますが、役割がはっきりするため、将来設計を立てやすいと感じる人もいます。
連帯保証と連帯債務の考え方
連帯保証や連帯債務は、一人が主な契約者となりつつ、もう一人が返済責任を共有する形です。表面上は一本のローンですが、万が一の場合には双方が返済義務を負う点が特徴です。
この仕組みは、収入を活かしながらも、責任を分かち合う設計といえます。 ただし、責任の範囲が広くなるため、将来の変化を想定した話し合いが重要になります。
三つの仕組みを整理して比較する

ここで、収入合算、ペアローン、連帯保証を整理して比較してみましょう。
| 視点 | 収入合算 | ペアローン | 連帯保証 |
|---|---|---|---|
| ローン本数 | 一本 | 二本 | 一本 |
| 契約者 | 一人 | 二人 | 一人 |
| 責任の分け方 | 主体は一人 | 明確に分担 | 共有 |
| 管理の手間 | 少なめ | 多め | 中間 |
どれが正解ということはなく、家計と価値観に合うかどうかが判断軸になります。
共働き世帯が重視したい選び方の視点

制度を比較したうえで、共働き世帯が意識しておきたいのは次のような視点です。
- 将来、どちらかの収入が減っても返済できるか
- 家計管理をシンプルにしたいか
- 責任を明確に分けたいか
借入額の上限だけで決めてしまうと、後から調整が難しくなることもあります。 住宅ローンは、長期の生活設計の一部として考えることが大切です。
2026年視点での共働きローン戦略
共働き世帯が増える中で、住宅ローンの選択肢は広がっています。一方で、働き方や家族の形は今後も変化し続ける可能性があります。 そのため、今の収入を最大限使うことよりも、変化に対応できる余白を残す考え方が安心につながります。
まとめ:最適解は「制度」ではなく「暮らし方」
共働き世帯の住宅ローンに、一つの正解はありません。
- 収入合算
- ペアローン
- 連帯保証
それぞれの仕組みを理解したうえで、自分たちの暮らし方に合う形を選ぶことが、最適解につながります。 借入額だけでなく、将来の安心まで含めて考えることが、後悔しない住宅購入への近道です。
AVANTIAなら、家計と将来設計から一緒に考えます
AVANTIAでは、住宅ローンを制度の比較だけで終わらせず、家計と将来設計を含めたご提案を大切にしています。
- 共働き世帯ならではの資金計画
- 働き方の変化を見据えたローン設計
- 無理のない返済シミュレーション
二人にとって納得できる形を、一緒に整理しながら考えていきましょう。 住宅ローンの組み方に迷ったときは、ぜひお気軽にご相談ください。


